【チェコ】領事レターを発行してもらって帰国した話


入国緩和が進んできて大好きなチェコでもスムーズな入国ができるようになったので2週間の予定で旅をしてきました。しかし、日本帰国時に必須な出国前72時間以内PCR検査で陽性が出てしまうというまさかの事態に、、、! その後もPCR検査を受けましたがなかなか陰性にならず。。。。

結論からいうと陽性判定から2週間後、領事レターを発行してもらい帰国することができました。
私が調べた時点ではチェコで領事レターを発行してもらう情報は皆無だったので、同じような状況になってしまった方向けに日本帰国までの記録をしていこうと思います。

PCR陽性から帰国までの流れ

時系

出来事・やったこと

0日目

[PCR検査で陽性判定] 翌々日に搭乗予定だった帰国便をオープンチケットに変更してもらう

1日目~

[自主隔離開始] 滞在拠点移動,在チェコ日本大使館へ領事レターの問い合わせ,保険会社問い合わせ

7日目

[自主隔離終了] 抗原検査,PCR再検査,航空券探し

10日目

[回復証明書取得] PCR再々検査

11日目

[領事レター申請] 再々検査も陽性だったため領事レターの申請ができた

13日目

[領事レター取得] メールで送ってもらった領事レターを印刷

14日目

[日本へ帰国] 陰性証明書の代わりに領事レターを提示して搭乗手続き完了

帰国までの2週間はこのような流れでした。
私の場合は幸い悪化することなく軽い喉の痛みだけだったのですぐに行動できましたが、コロナの症状によっては医師の診察を受ける等必要になってくると思います。
※2022年7月現在の情報になります。入国条件等は日々変わっているのでご注意ください。

チェコ・プラハでPCR検査

まさかの陽性判定、、、

PCRを受けられる検査場はプラハ市内に数カ所ありますが、私は宿泊していたホテルから一番近い場所(Anděl)で受けました。価格:810CZK 時間:8:00-16:15 URL:https://covid.altoa.cz/ 

PCR検査予約時に+42から始まるチェコ国内の電話番号、メールアドレス、生年月日の登録が必要です。

AndělにあるPCR検査場


結果は24時間以内に届くとのことでしたが、朝8:00に受けた検査結果が夕方16:00頃にはSMSで届きました。送られてきたURLにパスワードを入力して開いてみると、まさかのPOZITIVNI(陽性)と出ており、頭が真っ白になりしばらく呆然としてしまいました。。。。;;;;

帰国便を変更

この時点で翌々日の帰国は出来なくなってしまった><ので帰りの飛行機を変更することに。
往復の航空券はカタール航空のサイトから直接予約していたためヘルプページ内のチャットから連絡しオープンチケットに変更してもらいました。

カタール航空では予約番号を伝えればチャット内で帰国便の再ブッキングも可能とのことでした。

コロナ禍での海外渡航ではあらかじめ予約の変更やキャンセル可、返金対応等があり臨機応変に対応してくれる航空券を購入する必要がありますね。

自主隔離

ホテルをチェックアウトした後、滞在拠点を移動し自主隔離をすることに。
現地の友人たちが毎日来てくれたので心強かったし、食事や日用品等もデリバリーしてくれたのでほんっとうに感謝感謝でした!!!
もし、誰も知り合いがいない国でひとりだったらと考えるとぞっとします。。。

チェコののど飴Hašlerky

コロナの症状と思われる喉の痛みはスライスした玉ねぎを枕元に置いて寝たら一晩で消えていました。
硫化アリルという玉ねぎの成分が喉の痛みに効くそう。
その後は発熱もなく軽い風邪のような症状だけでしたが悪化しないよう安静にしてのど飴をずっとなめていました。

領事レターについて

在チェコ共和国日本国大使館に問い合わせところ、領事レター発行には以下書類が必要とのことでした。

・パスポートのコピー
・日本へのフライト情報(eチケットの写し等)
・「感染症から回復後であることを証明する医療機関等の診断書等」の写し
 (日本語又は英語以外の場合は和訳を添付)
・回復証明書発給後にPCR検査を受検した「陽性の検査証明書」の写し

※2022年7月現在の情報になります。条件等は変わっている場合もあるのでご自身でご確認ください。

帰国便の再予約

領事レターを申請する前に日本への帰国便を確保している必要があります。
元々予約していた航空券をオープンチケットに変更できて安心していたものの、保険適用外のビジネスクラスしか残ってなくて再ブッキングすることができない、、、!

奇跡的に空いていたターキッシュエアラインズで航空券を買い直しました。が、エコノミーでも日本で予約していた帰国便の3倍以上の価格です。。。

できるかぎり安く帰国便を確保するためにも陽性判定された日から2週間以降の航空券を早めにチェックしておいたほうが良いです。価格高騰するシーズンは特にご注意ください!

回復証明書の取得

領事レター発行に必要な書類の中で回復証明書の取得が最難関でした!!!まず、どこで発行してもらえるのかわからない。。。
ひたすらググりプラハ市内で外国人を診療してくれそうな病院に片っ端から問い合わせました。
現地の友人にも助けを求めたところ、なんとチェコの保健省のサイトで発行できるよとの有力情報が!

早速問い合わせてみると、最初に陽性診断された日から10日後に回復証明書の取得ができるとのこと。
チェコ保健省の方の仕事がとっても早く、発行されたと同時に電話連絡もくださり(良いひとすぎて泣いた;;)無事回復証明書を取得することができました!

保健省のサイトhttps://ocko.uzis.cz/を利用するにはPCR検査を受けた時に登録した電話番号と一致する+42から始まるチェコ国内の電話番号、メールアドレス、生年月日が必要です。

※2022年7月現在の情報になります。

PCR再々検査

幸い再々検査も陽性だったので無事に領事レターの申請ができました。
もしこの時点で陰性が出てしまうと申請はできないそう。


領事レターもなく出国前72時間以内の検査でまた陽性が出てしまったら振り出しに戻ってしまいますよね。
ほんと、このシステムどうにかしてほしいです。。。

領事レター申請

領事レターの申請に必要な下記書類がやっと揃ったので在チェコ共和国日本国大使館にメールで領事レターの申請をします。

・パスポートのコピー
・日本へのフライト情報(eチケットの写し等)
・「感染症から回復後であることを証明する医療機関等の診断書等」の写し
 (日本語又は英語以外の場合は和訳を添付)
・回復証明書発給後にPCR検査を受検した「陽性の検査証明書」の写し

領事レターの発行には通常3営業日くらいかかるとのことです。
電話もなかなかつながらないくらい忙しい中、手を煩わせてしまって申し訳ない気持ちになりました。。。
大使館の開館時間は9:00-12:30,13:30-16:30までで土日祝日はお休みになるのでご注意ください!

日本へ帰国

搭乗手続きでは自分の番が来るまでドッキドキでしたが、日本大使館の方が航空会社へ連絡してくださっていたおかげですぐに通してもらえました。
イスタンブールでの乗り継ぎ、日本入国時も陰性証明書の代わりに領事レターを提示しスムーズに帰国することが出来ました。

まとめ

今回は帰国直前でまさかの事態になってしまいましたが、現地の友人たちがたくさん助けてくれてチェコのホテルや保健省の方がとても親切だったりでもっとチェコを好きになった貴重な旅になりました。

保険については追記する予定です。
万が一のことを考え、これから海外渡航される方はコロナ対応の海外旅行保険に絶対加入していったほうが良いと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。