池袋の東京芸術劇場で開催されているTACT FESTIVAL2019のメインプログラム、”1927“の初来日公演「獣よ、子供よ、街に出よ!」を観てきました!
“1927”はパフォーマー兼ディレクターのSuzanne Andradeとイラストレーター兼アニメーターのPaul Barrittによって2005年にイギリスで設立されたシアターカンパニー。パフォーマンスと生演奏、アニメーションと映像を融合させた、マジカルフィルムシアターを制作しています。ティムバートン作品を彷彿とさせる、カワイイけれどダーク、シュールで不気味な世界観が魅力的なシアターカンパニーです。
Twitterで1927の公演情報を知ったのですが、過去の上映作品を観て「これは絶対生で観たい!!!」と思い初日に観てきました。
「獣よ、子供よ、街に出よ!」の話の舞台はスラム街にあるバイユー・マンション。
子供達が暴徒化し、ドラッグが蔓延、犯罪がはびこるブラックなスラム街です。
ネタバレになるのであらすじは書きませんが、終始ダークでブラックなストーリーなのだけど人を想う気持ちを持っている管理人の行動に温かく切ない気持ちになったり。時折クスッとなるシーンもあったりでなんだか安心しました。笑
“1927”の舞台はアニメーションと生演奏、役者のパフォーマンスとの融合が素晴らしかったです。
アニメーション映像とぴったり合ったお芝居。演じる側だったら難しいだろうなぁ。。
音楽もかっこよくてサントラがあったら欲しいと思いました。
アニメーションの中のイラストもかわいいしフォントデザインも秀逸でシーンごとにじっくり見たかった!
そして、終演後出てきてくれた役者さんの少なさにびっくり!
ピアノを弾きながら歌いお芝居もして、一人で二役も三役もこなしていたなんて、、、!
シーンごとに緻密に計算し尽された1927の舞台「獣よ、子供よ、街に出よ!」は本当に素晴らしかったです。
このクオリティで3500円はお得すぎると思いました。
チケットはまだ買えるみたいなので迷っている方がいたら是非観にいってみてください!!
TACT FESTIVAL2019「獣よ、子供よ、街に出よ!」
1927公式サイト
過去上映作品が見れます。
1927「獣よ、子供よ、街に出よ!」
The Animals and Children Took To The Streets
2019年5月4日(土・祝)~6日(月・振休)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス