Moldavite Museum モルダバイト博物館

貴重!宇宙を感じるモルダバイトの博物館

チェコのČeský Krumlov(チェスキークルムロフ)にあるモルダバイトミュージアムへ行ってきました。
チェスキークルムロフはプラハからバスで約3時間程の場所にあり日帰りでも行ける南ボヘミア地方の町です。

初めて見るとっても大きなモルダバイト!

Moldavite(モルダバイト)とは

一見、鉱物のように見えるモルダバイトですが、約1500万年前に発生した小惑星衝突のエネルギーで形成された天然ガラス。

蒸発気化した地表の岩石や砂などが上空にまいあげられ、大気を落下してくる際に急冷して固まったものだと考えられています。成り立ちからして神秘的ですね!

隕石が衝突して出来たモルダバイト

モルダバイトが発見された畑

モルダバイトは今から約250年ほど前に南ボヘミア地方České Budějovice(チェスケー・ブジェヨヴィツェ)周辺の畑で発見されました。丸がついている場所からモルダバイトが発見されたそうです。

いろいろな形状のモルダバイト

葉脈のようだったり、ゴツゴツしていたり均等ではないモルダバイトの表面。長い年月をかけて水により侵食されたものらしいです。

同じように隕石衝突により形成されたテクタイトの中でも緑色透明なのはモルダバイトのみ。産出量が限られているため価格は現在も高騰し続けています。

いろいろな形状のMoldavite(モルダバイト)

モルダバイト採掘作業

採掘作業員のマネキン展示もされていました。
隕石が衝突したとき南ボヘミア地方を中心に450km程の広範囲に飛び散ったそうなので採掘するのはものすごーく大変そうです。今では2tの砂の中から数グラムのモルダバイトしか見つけられなくなっているとか・・・

疲弊感漂うマネキンさん

採掘作業の道具類

モルダバイトのルース

ピカピカに研磨され宝飾品に使われるルースに加工されたモルダバイト。
他の宝石にはない深いグリーンの色味がとても素敵です。
しかし、人によっては”モルダバイトフラッシュ”と呼ばれるのぼせや目眩を感じることもあるそう。強大な宇宙のパワーがその様な感覚を呼び起こすとされ他の宝石よりも「石あたり」の症状が出やすいようです。

Moldavite(モルダバイト)のルース

Moldavite(モルダバイト)が使われたジュエリー

Moldavite Museumモルダバイト博物館について

併設のショップではモルダバイトのネックレス、イヤリングも販売されていましたよ!本物のモルダバイトを間近で見れて歴史も学べる鉱物、ジュエリー好きにはたまらない博物館でした!
Moldavite Museumモルダバイト博物館 WEBサイト
住所:Panská 19, Český Krumlov
営業時間:10:00-18:00